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羽前高松 慈恩寺 [旅行]

左沢駅から2駅もどり、羽前高松駅で下車しました。 

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羽前高松駅からは、かつて出羽三山駅へと参詣客を運ぶ
三山線が出ていましたが、
今はその面影はなく、駅員がいない、自動販売機もない
バスの待合所のような小じんまりした駅舎がポツンと置かれているだけです。

駅で下車したのも私一人。
人影がない。
見かけたのは、列車に乗り遅れて青い顔でスマホを入力する男子高校生ただ一人
次の列車まで1時間以上あるもんな、そりゃ青くもなるでしょ。 

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さて、羽前高松で下車した理由は、

北へ20分ほど歩いた場所にある古いお寺、慈恩寺を観に行こうと思ったからです。

まずは10分ほどで、寒河江川にかかる橋
慈恩寺大橋に到着

橋の上からの眺め、いい景色です。
遠く見える白いなだらかな斜面を持つ山が月山 

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春のみちのくは、街道沿いのレンゲやタンポポがきれい

有名な観光地へ行かなくても
町はずれを歩くだけで、
十分観光になりますね。 

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また山登りだ。

坂道を上り 

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最初に現れたのが  善蔵坊と呼ばれる施設

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慈恩寺には、本堂の他に
修験の場所として、
●●院と呼ばれる施設が3つ
●●坊と呼ばれる場所が17か所あるそうです。

●●坊はかつては48あったそうで、
僧侶たちがそれぞれの場所で、見張りをしたり、役割が与えられていて
企業でいえば、●●株式会社の●●センターとか●●課みたいなものだと解釈していますが、

慈恩寺の規模、勢力の強さを伺い知ることができます。。  

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こちらは3院の一つ 最上院 

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本堂へ向かいましょう

さらに階段を上ります。  

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慈恩寺の山門 

月の初めに、境内に音が響き渡る舞楽奏上などのイベントがあるそうですが、
特に何もない土曜日ということで、

静寂の中、門をくぐりました。 

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慈恩寺の山門は1736年に築造されたもので、

県の指定有形文化財

イベントも一度見てみたいですね。
そのときは楽屋で使われるとのことでした。  

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本堂は1618年、当時のお殿様 最上氏が築造したもので
こちらは国の重要文化財です。  

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慈恩寺は奈良時代、724年に行基が開山場所としてこの地を選び
都に帰り聖武天皇の勅命をもらい、
746年に寺院が開基されたと伝えられています。

奈良時代と言えば、畿内で地震が連発し、世の不安を治めるため
奈良では大仏が造られ、全国に国分寺が設置されていた時代。

東北地方も火山だらけで地震の多い場所だけに
天災やらいろいろあったかもしれません。

天台大師堂
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ただし、奈良時代の寺の建て方と違うので、
創設されたのは平安中期の10世紀との説もあるようです。

慈恩寺は歴史的に非常に奥が深く、
素人が知ったかぶりで語れるようなお寺ではないです。

平安時代の荘園の地頭や、戦国大名、明治政府
時代時代の権力者の庇護を受けあるいは翻弄されながら
独特の宗派、慈恩宗として発展 

釈迦堂
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宗派も行基の法相宗だけでなく、天台宗、真言宗も取り入れた慈恩宗として、
ここが本山になっているということ。 


御本尊が弥勒菩薩だけではなく全部で5神あり、
各宗派仲良くしましょうというスタンスがユニークです。

三重塔 
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仏像を拝みたかったのですが、
先を急がねばならないので
時間をかけての参詣は次回にしました。 

現在は舗装された道路が走り、
敷地の中に今風の住宅も見られますが、
かつては山の中の秘境のような場所だったんでしょうね。

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不動堂
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3院の一つ宝蔵院の表門へ上る階段

造りは室町様式
門には江戸初期の修験僧の護摩札が多く貼られていたそうです。
県の指定文化財 

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宝蔵院 
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東に隣接する子安地蔵尊 

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階段の上の丸い座布団のような石は、

「男はつらいよ」シリーズ第16作のロケで
渥美清がこの石の上に座り、
しばらく景色を眺めていたことから
「寅さんの腰かけ石」という名前がついているそうです。

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ロケがあったのは1975年

寅さんが座ってから、40年後の景色はこうなっています。

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子安地蔵尊
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奥にある、華蔵院 

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最上院が天台宗側、宝蔵院、華蔵院が真言宗側

なんかおもしろいですね。
テーマパークみたいなお寺だったのかもしれませんね。 

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さて、羽前高松駅に着いたのが9時3分
次の列車は10時28分、さらにその次が12時53分

最終目的地の天童へは、
寒河江から天童市の市バスで行くと早いということを知り
時刻表を観たら、寒河江駅バスセンター発13時となっています。

12時53分羽前高松発の列車が寒河江に到着するのが12時59分

えーーーー間に合わないよ。

2時間に1本しかないバスと、2時間に一本の列車の接続で
一分しか余裕がないなんて!! 
そんなご無体なぁ~
絶対に間に合わない。
太川陽介の苦労がよくわかりました。

もっとも北山形で奥羽本線に乗り換えればいいのですが
これまた、つながりが微妙なんです。

そこで、10時28分に乗り、
13時のバスまで寒河江をぶらつくことにし
急いで下山しました。 

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白い花がきれいですよね。

プラムの畑です。

知ってました? 

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再び、寒河江川を渡り

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10時28分 羽前高松発 山形行き

先ほど下車した列車の

次の便に乗りました。  

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